walking

デザイン関連書籍を中心にまとめや感想を書きます

山口晃『ヘンな日本美術史』

ヘンな日本美術史

ヘンな日本美術史

本書は画家の山口晃氏が古い絵の解釈や周辺の歴史などを語るという内容の本で、ざっくり30作品ほどの日本画が出てくる。書名にもあるようにヘンな日本美術史なので、お行儀よく歴史をなぞる本ではない。筆者が勝手に見立てた先達の絵を余談も含めて記したものである。

話題の一例

  • 日本の古い絵
    • 鳥獣戯画
    • 白描画
  • 雪舟
  • 洛中洛外図
  • デッサンなんかクソくらえ
  • 明治画壇

感想

評論家ではなく画家の目線で書かれている点がユニークで、足取りの軽い文章が気持ち良い。こういう見かたもあったのかと思わせるところもあり、また、ちょっとした余談も混じって楽しく読めた。

特に雪舟の絶妙な絵画空間のはなし、洛中洛外図の作者による仕上がりの比較、デッサンの東西の話は、なるほどなと視野が広がりました。

関連書籍

山口晃 大画面作品集

山口晃 大画面作品集

すゞしろ日記

すゞしろ日記

怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)